[レポート]使ってみよう!データベースとストレージの A to Z #AWSRoadshow
こんにちは、菅野です。
本日(2016年10月12日)に開催しています「AWS Cloud Roadshow 2016 札幌」に来ています。
15時00分からの AWS セッション「これで安心!セキュリティとネットワークの A to Z ~ Getting Started with AWS Security and Networking ~」を聴講してきましたのでそのレポートです。(写真撮影はできませんでした)
スピーカー
AWSJ 技術本部 ソリューションアーキテクト 柴田 竜典 氏
AWS の基本的な情報
リージョンとは
- 存在する地域
アベイラビリティゾーンとは
- リージョンないにある物理的に離れたデータセンター
データベースの運用について
データベースの運用は大変
- めったに止められない
- 障害時は影響が広範囲
- バックアップやチューニングを覚えないとならない
DBAの役割
- スキーマやクエリーのチューニング
- DBサーバー、クラスターの管理
クラウドサービスで変わる事
サービス
- RDS
- DynamoDB
- Redshift
- ElastiCache
- DMS
サービスの特徴
- 共通して「完全マネージド型」
- 立ち上げてすぐ使える
RDS
- データベース管理を簡単に
- 作成まで数分、数クリック
- 障害の自動検知と自動フェイルオーバー
- 冗長化を機能として実装
- Amazon Aurora は Amazon が1から考え直して構築したDBエンジン
- SSD を利用したシームレスにスケールするストレージ
- 標準で 3AZ に 6つのデータのコピーを作成
- 運用(メンテナンス)
- AWS 側でメンテナンスウィンドウに指定した曜日・時間帯に自動実施
- セキュリティ・機能追加に関わるソフトウェアパッチを自動適用
- バックアップ
- Amazon Aurora ではストリーミングで増分バックアップを S3 へ送っている
Amazon Simple Storage Service(S3)
- 容量無制限
- 高い堅牢性(99.999999999%)
- 安価なストレージ
- データ容量に依存しない性能
AWS DMS
どういったサービス?
- 異環境、異機種間データーベース移行は大変だった
- レプリケーションインスタンスをセットアップするとデータ移動を実行
- オンプレミスと AWS を VPN や専用線で接続して AWS への移行をサポート
- データによって振り分けも可能
ビッグデータ移行
- ペタバイトクラスのデータ移行は数日〜数週間という時間が掛かる(50TBで48日くらい)
- 最大80TB までの容量を持つ物理 HDD を使う事で高速に移行が可能(1週間〜2週間くらい)
データベースサービスの使い分け
NoSQL
- 低レイテンシ、インメモリ
- Amazon ElastiCache:アプリケーションキャッシュ、セッションキャッシュ
- DynamoDB:ストレージの容量制限がない、メモリに乗り切らないもの、センサーデータ、DMP
SQL
- トランザクション処理、汎用用途
- RDS:ほとんどのユースケースにマッチ
- Amazon Redshift:ユーザー行動解析、ログ解析、業務分析
まとめ
AWS の提供する各種サービスをうまく選択する事で少ない労力でサービスの開発スピードの最大化、 運用負荷の最小化も可能となる ユースケースによって適切なサービスを使い分ける事が大事
感想
AWS で提供しているデータベースサービスについて特徴も含めて紹介していただきました。
特にRDS(Aurora) の作成を目の前で実演してくれましたので、作成が簡単だという事が実感できました。
また、各サービスについて特徴やユースケースを提示しながら説明していただけたので、どのサービスを使おうか
悩んでいた方にはいいタイミングでいいセッションを聞けたのではないでしょうか。